「金底の歩岩より堅し」は、
とても実戦でよく現れる手です。

本当の格言の意味を理解されていますか?

私は級位者のとき分かっているようで、
理解できていませんでした(苦笑)

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格言の説明はそのままの通り、
金の下に打った歩はとても
堅いということを表した格言です。

意味は分かっても実戦で
指せないと意味がありません。

この格言を使う局面が現れるのは
主に終盤です。

格言通り実行するには、
当然、歩が切れていないといけません。


つまり、中盤で突き捨てられるときに
突き捨てておくのがとても大切です。



振り飛車だったら中盤で5筋の歩を
突き捨てられるときに突き捨てておくという感じです。

金底の歩の堅さを部分図を使って説明します。



金底の歩岩より堅し_1

この局面、底歩を打つならどこに打ちますか?

▲5九歩か▲7九歩が考えられます。



金底の歩岩より堅し_2

当然、▲7九歩と打ちます。
これに龍の働きが一気に弱まりました。


攻めるなら△7七歩~△7八歩成~△7九竜
とするのでしょうが、手数が3手もかかります。

それでもまだ、次に先手玉が詰む状態じゃありません。

終盤で1手の受けの手を入れるだけで、
2手の余裕ができます。


その間は自玉を気にせず、
相手玉を攻めることができます。


これが格言の本当の意味するところです。


では、▲5九歩との違いを見ていきます。


金底の歩岩より堅し_3

▲7九歩に代えて、▲5九歩とした局面です。

これには△4八歩と指します。

以下、▲同金、△5九竜、4九歩、
△4一香となり、受けても手数が伸びていません

(下図)



金底の歩岩より堅し_4

△4一香は、次に△3九銀、▲同玉、△4八香成
以下詰みがあります。



金底の歩岩より堅し_5

また、▲4九歩のところろで▲4九金と引くのは、
龍を逃げずに▲4八銀が次に▲3九角からの詰めろです。


龍の効きを底歩で止める際は、
なるべく玉から遠いところで
止めるのが良いです。


また、▲7九歩と金底の歩を打ったものの
△7七歩に対して▲同金と取るようではダメです。


取らないといけないような局面であれば、
その手は指してはいけない手だったという
ことになります。


手数を稼げる底歩を実戦で打ててこそ
本当に格言の意味を理解したことになります。



参考になれば幸いです。