昔、集めた24高段者の棋譜を鑑賞して、
勉強しています。

その中で私が印象に残った手をご覧ください!

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今回の1局は24有名人同士の対局です。
HAHAHAHAHAさん、後手はSuper megutanさん
どちらも24でトップクラスの強豪です。

※便宜上、盤面反転しております。
1_1.gif
Super megutanさん得意の三間飛車穴熊に
HAHAHAHAHAさんが居飛車穴熊を選びました。

後手の△4五歩に対して、
先手が▲6五銀と角交換を挑んだ局面です。

ここからの後手の指し方が驚きました。

次の手から5手を予想してみてください。

私には想像つかない手順でした(苦笑)






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上図から、
△7七角成、▲同銀、△4六歩!、▲同歩、
△3五歩!、▲2四歩、△3六歩、▲2三歩成、
△3五飛
と進みました。

最終手の△3五飛が6五の銀取りになっています。

これがあるのでこの手順に踏み込んだのだと思います。

30秒の将棋でよく思いつくなぁと感心してしまいます。
これが高段者の読みの速さなのでしょうか。


1_3.gif
上図からは、
▲3二と、△同金、▲7四銀、△2二歩
と進み、最後は後手が勝ちました。

この形の場合は、▲2四歩突かせる展開は
真っ先に読みを打ち切りそうなところを、
6五の銀に狙いをつけて本譜の順を選ぶ、
読みの柔軟さに感心する捌きでした。
※実際の善悪は別です。