【図1】
右玉_軽い攻めが繋がる_1
将棋倶楽部24強豪の2003年の将棋です。
先手の方は恐ろしい勝率を残してた方ですね。
24で名簿検索したら168勝39敗、勝率0.812でした・・・。
恐ろしいですね。

右玉やる方ならばよく見るような局面な気も
しますが、ポイントは先手の端歩の位を
取っているところでしょうか。

ここから先手は仕掛けて軽そうに見える攻めを
繋げてしまいました。

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【図2】
右玉_軽い攻めが繋がる_2
図1から
△7五歩、▲4五歩、△同 歩、▲同 桂
と進んだ局面です。

図2で△4四銀ならば、
▲4六銀や▲4四歩です。

実戦は以下、
△4二銀、▲4一角
と進み下図へ。

【図3】
右玉_軽い攻めが繋がる_3
後手としては△4四歩を狙って△4二銀と
したいところですが、▲4一角でどうやら
攻めが繋がってるようですね。

図3で
①△5二角には▲同角成、△同銀、▲5五角。
②△7四角には、△7六歩、▲同歩、
△5三桂成、▲同銀、▲7五歩。

実戦は以下、
△5二銀、▲同角成、△同 飛、▲7四歩
△5四金、▲6三銀
と進み下図へ。

【図4】
右玉_軽い攻めが繋がる_4
▲1六桂まで進んでみては、次に▲2四歩の
厳しい攻めが残っており、軽い攻めに見えたのが、
見事に攻めが繋がりました。

また、△5二銀に対して、▲3二角成も有力です。
以下、
▲同玉、△7四歩、▲同金、△2四歩
▲同歩、△同飛、▲2三歩、▲3四飛
で十字飛車という狙いの筋もありました。
(参考図)

印象に残った攻め筋だったのでご紹介
させていただきました。

以下は10手ほど進み後手が投了しました。
(投了図)

【参考図】
右玉_軽い攻めが繋がる_参考図


【投了図】
右玉_軽い攻めが繋がる_投了図


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