
第1期叡王戦段位別予選八段戦の将棋から
中川八段対鈴木八段の将棋が2015/07/02に
行われました。
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鈴木八段のノーマル四間飛車に対して、
中川八段は玉頭位取りという古風な戦法を
選びました。
鈴木八段の捌きにご注目ください!
# ---- Kifu for Windows V7 V7.09 棋譜ファイル ---- 開始日時:2015/07/02 14:00 終了日時:2015/07/02 15:52 棋戦:第1期叡王戦段位別予選八段線 持ち時間:1時間(チェスクロック)、秒読み60秒 場所:東京将棋会館 手合割:平手 先手:中川大介八段 後手:鈴木大介八段 手数----指手---------消費時間-- *第1期叡王戦八段戦予選 *中川大介八段 vs 鈴木大介八段 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) 3 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) 4 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) 5 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) 6 4二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *鈴木八段得意のノーマル四間飛車を採用しました。 *若手の頃は四間飛車ばかり採用していたようですが、 *最近はたまに指すという印象ですね。 7 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) 8 6二玉(51) ( 0:00/00:00:00) 9 7八玉(68) ( 0:00/00:00:00) 10 7二銀(71) ( 0:00/00:00:00) 11 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) 12 5二金(41) ( 0:00/00:00:00) 13 5七銀(48) ( 0:00/00:00:00) 14 7一玉(62) ( 0:00/00:00:00) 15 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00) 16 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) 17 6八銀(79) ( 0:00/00:00:00) 18 3二銀(31) ( 0:00/00:00:00) 19 7五歩(76) ( 0:00/00:00:00) *玉頭位取りとは珍しい! *すごく古風な戦法ですね 20 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00) 21 7七銀(68) ( 0:00/00:00:00) 22 4三銀(32) ( 0:00/00:00:00) 23 7六銀(77) ( 0:00/00:00:00) 24 8二玉(71) ( 0:00/00:00:00) *鈴木八段の著書「明快!四間飛車」では▲7七銀の瞬間に△4五歩として、▲7六銀のときに△4四銀とする指し方が解説されてました。 25 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) 26 6三金(52) ( 0:00/00:00:00) 27 8六歩(87) ( 0:00/00:00:00) 28 3二飛(42) ( 0:00/00:00:00) *本譜は△4四銀型ではなく、石田流を目指すようですね。(△4四銀型ももちろん有力だと思います。) 29 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) *スムーズに△3五歩からの石田流を組ませないために突きたいところ。 30 3三角(22) ( 0:00/00:00:00) 31 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) 32 3五歩(34) ( 0:00/00:00:00) 33 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) *△1五角の防ぎで、居飛車の税金と言われている手。 *この手に代えて▲7七角などとすると、△5一角、▲2六飛(3六歩の1歩交換の防ぎ)、△1五角、▲1六飛となり先手は飛車が使いづらくなってしまいます。手順中、▲1六飛に代えて▲2八飛は△5一角で後手に千日手の権利が生まれます。 34 4二角(33) ( 0:00/00:00:00) 35 2六飛(28) ( 0:00/00:00:00) 36 5四歩(53) ( 0:00/00:00:00) 37 6五歩(66) ( 0:00/00:00:00) 38 同 歩(64) ( 0:00/00:00:00) 39 同 銀(76) ( 0:00/00:00:00) 40 3四飛(32) ( 0:00/00:00:00) *石田流に組むと同時に△2四歩の防ぎ。 *例えば△1二香などと手待ちをすると▲6四歩、△同金、▲同銀、△同角、▲2四歩という手があります。 41 6七金(58) ( 0:00/00:00:00) 42 3三桂(21) ( 0:00/00:00:00) *ニコ生のコメントで「△7五角と取るとどうなる?」というのがありましたが、△7五角と取ると▲6四歩、△同金、▲7六銀で角が取れる格好になります。角を取れると、▲2二角や4一角などの打ち込みなどの筋が残るので、先手が面白くなりそうです。 43 8五歩(86) ( 0:00/00:00:00) 44 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 45 7六銀(65) ( 0:00/00:00:00) 46 5三角(42) ( 0:00/00:00:00) *先手の2六の飛車に間接的に狙いを付けてます。 47 7七角(88) ( 0:00/00:00:00) 48 3六歩(35) ( 0:00/00:00:00) *△4五歩ではなく△3六歩を先に突き捨てるのがポイントですね。 *△4五歩とすると、相手に1手別の手を指されてしまいます。 49 同 歩(37) ( 0:00/00:00:00) 50 4五歩(44) ( 0:00/00:00:00) 51 2七飛(26) ( 0:00/00:00:00) 52 3六飛(34) ( 0:00/00:00:00) 53 6八銀(57) ( 0:00/00:00:00) *△3九飛成には▲3七飛を用意してます。 54 4四銀(43) ( 0:00/00:00:00) *この手が地味な好手だったようですね。 55 3七歩打 ( 0:00/00:00:00) 56 3四飛(36) ( 0:00/00:00:00) 57 2八飛(27) ( 0:00/00:00:00) *後手からの△3八歩の垂らしの歩を防いだ手。 58 3五銀(44) ( 0:00/00:00:00) *△4四銀からの継続の狙い。 59 5五歩(56) ( 0:00/00:00:00) 60 同 歩(54) ( 0:00/00:00:00) 61 同 角(77) ( 0:00/00:00:00) 62 4六歩(45) ( 0:00/00:00:00) *突き捨てで3七の地点に角が利かないようにする手。 63 同 歩(47) ( 0:00/00:00:00) 64 3六歩打 ( 0:00/00:00:00) 65 同 歩(37) ( 0:00/00:00:00) 66 同 銀(35) ( 0:00/00:00:00) 67 2四歩(25) ( 0:00/00:00:00) *▲3七歩では、△同銀成でも△4七銀成でも面白くないとみて勝負に出たという感じの手ですね。 68 4七銀成(36) ( 0:00/00:00:00) 69 2三歩成(24) ( 0:00/00:00:00) 70 3九飛成(34) ( 0:00/00:00:00) 71 2四飛(28) ( 0:00/00:00:00) 72 5七歩打 ( 0:00/00:00:00) *細かい利かし。▲5九歩と受けられて堅くするようですが、先手が5筋に歩を攻めに使えなくなりますね。 73 5九歩打 ( 0:00/00:00:00) 74 5八歩成(57) ( 0:00/00:00:00) 75 同 歩(59) ( 0:00/00:00:00) 76 3五角(53) ( 0:00/00:00:00) 77 3四飛(24) ( 0:00/00:00:00) 78 2九龍(39) ( 0:00/00:00:00) *大胆な手ですが、厳しかったようですね。 79 3五飛(34) ( 0:00/00:00:00) *当然取りますよね。 80 8六桂打 ( 0:00/00:00:00) *この手が厳しい。角桂交換の駒損でもこの手が厳しいとみての本譜の順なんですね。鈴木八段の鋭い手順でしたね。 81 7九玉(78) ( 0:00/00:00:00) 82 3四歩打 ( 0:00/00:00:00) *細かい利かし。意味は数手後にわかります。 83 同 飛(35) ( 0:00/00:00:00) 84 5八成銀(47) ( 0:00/00:00:00) 85 5九歩打 ( 0:00/00:00:00) 86 6九成銀(58) ( 0:00/00:00:00) 87 同 玉(79) ( 0:00/00:00:00) 88 2五龍(29) ( 0:00/00:00:00) *3四歩の利かしによりこの手が飛車角両取になります。 89 3五歩打 ( 0:00/00:00:00)+ *この手に代えて▲3三角成とするのは、△3四龍、▲同馬、△7八金、▲5八玉、△3八飛で王手馬取りになり、後手は駒損がなくなり玉の堅さが違いすぎるので先手厳しいです。(参考図) 90 7八金打 ( 0:00/00:00:00) 91 5八玉(69) ( 0:00/00:00:00) 92 2八龍(25) ( 0:00/00:00:00) *先手に▲3五歩と受けさせたことで、先手の飛車が3筋の受けに利かなくなりました。3四歩からの一連の手順は細かいプロの芸を見せてもらった気がします。 93 4八銀打 ( 0:00/00:00:00) 94 6八金(78) ( 0:00/00:00:00) 95 同 玉(58) ( 0:00/00:00:00) *▲同金だと△3六歩の垂らしの歩ぐらいで厳しそうということでしょうか。 *以下、▲4五歩には△3七銀ですし、▲3九金と受けるのも△1九龍で次に△3七歩成が残ります。 96 4八龍(28) ( 0:00/00:00:00) 97 5八金打 ( 0:00/00:00:00) 98 4九龍(48) ( 0:00/00:00:00) 99 3三飛成(34) ( 0:00/00:00:00) 100 4七銀打 ( 0:00/00:00:00) 101 8四歩(85) ( 0:00/00:00:00) *受けてばかりでもきりがないので、反撃に出ました。 102 5八銀成(47) ( 0:00/00:00:00) 103 同 歩(59) ( 0:00/00:00:00) 104 5四金(63) ( 0:00/00:00:00) *角取りの先手で玉の上部脱出ルートを防ぐための金上がり。 105 8三歩成(84) ( 0:00/00:00:00) 106 同 銀(72) ( 0:00/00:00:00) 107 8四歩打 ( 0:00/00:00:00) 108 同 銀(83) ( 0:00/00:00:00) 109 8三歩打 ( 0:00/00:00:00) 110 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) *△同玉でも私にはよくわかりませんが、▲7四角や▲7四銀があるので気持ち悪いので実戦的にはこう指したくなるところだと思います。 111 8二歩成(83) ( 0:00/00:00:00) 112 同 玉(92) ( 0:00/00:00:00) 113 8三歩打 ( 0:00/00:00:00) 114 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) 115 8二歩成(83) ( 0:00/00:00:00) *時間稼ぎですね。 116 同 玉(92) ( 0:00/00:00:00) 117 8三歩打 ( 0:00/00:00:00) 118 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) 119 4二龍(33) ( 0:00/00:00:00) 120 5二歩打 ( 0:00/00:00:00) 121 1一角成(55) ( 0:00/00:00:00) 122 4七銀打 ( 0:00/00:00:00) 123 8八馬(11) ( 0:00/00:00:00) 124 7八金打 ( 0:00/00:00:00) *この手を見て先手の中川八段投了。先手は即詰み。 *以下は、同馬は△5八竜、▲7七玉、△7八竜、▲8六玉、△8五歩以下詰み。▲5七玉も△5八竜、▲6六玉、△5五金まで。
【参考図】

鈴木八段のファンの私としては四間飛車を
見ることができて良かったです。
本譜の振り飛車の捌きは参考になるので
私自身しっかりと覚えたいと思います!
鈴木八段のノーマル四間飛車に対して、
中川八段は玉頭位取りという古風な戦法を
選びました。
鈴木八段の捌きにご注目ください!
# ---- Kifu for Windows V7 V7.09 棋譜ファイル ---- 開始日時:2015/07/02 14:00 終了日時:2015/07/02 15:52 棋戦:第1期叡王戦段位別予選八段線 持ち時間:1時間(チェスクロック)、秒読み60秒 場所:東京将棋会館 手合割:平手 先手:中川大介八段 後手:鈴木大介八段 手数----指手---------消費時間-- *第1期叡王戦八段戦予選 *中川大介八段 vs 鈴木大介八段 1 7六歩(77) ( 0:00/00:00:00) 2 3四歩(33) ( 0:00/00:00:00) 3 2六歩(27) ( 0:00/00:00:00) 4 4四歩(43) ( 0:00/00:00:00) 5 4八銀(39) ( 0:00/00:00:00) 6 4二飛(82) ( 0:00/00:00:00) *鈴木八段得意のノーマル四間飛車を採用しました。 *若手の頃は四間飛車ばかり採用していたようですが、 *最近はたまに指すという印象ですね。 7 6八玉(59) ( 0:00/00:00:00) 8 6二玉(51) ( 0:00/00:00:00) 9 7八玉(68) ( 0:00/00:00:00) 10 7二銀(71) ( 0:00/00:00:00) 11 5六歩(57) ( 0:00/00:00:00) 12 5二金(41) ( 0:00/00:00:00) 13 5七銀(48) ( 0:00/00:00:00) 14 7一玉(62) ( 0:00/00:00:00) 15 9六歩(97) ( 0:00/00:00:00) 16 9四歩(93) ( 0:00/00:00:00) 17 6八銀(79) ( 0:00/00:00:00) 18 3二銀(31) ( 0:00/00:00:00) 19 7五歩(76) ( 0:00/00:00:00) *玉頭位取りとは珍しい! *すごく古風な戦法ですね 20 6四歩(63) ( 0:00/00:00:00) 21 7七銀(68) ( 0:00/00:00:00) 22 4三銀(32) ( 0:00/00:00:00) 23 7六銀(77) ( 0:00/00:00:00) 24 8二玉(71) ( 0:00/00:00:00) *鈴木八段の著書「明快!四間飛車」では▲7七銀の瞬間に△4五歩として、▲7六銀のときに△4四銀とする指し方が解説されてました。 25 5八金(49) ( 0:00/00:00:00) 26 6三金(52) ( 0:00/00:00:00) 27 8六歩(87) ( 0:00/00:00:00) 28 3二飛(42) ( 0:00/00:00:00) *本譜は△4四銀型ではなく、石田流を目指すようですね。(△4四銀型ももちろん有力だと思います。) 29 2五歩(26) ( 0:00/00:00:00) *スムーズに△3五歩からの石田流を組ませないために突きたいところ。 30 3三角(22) ( 0:00/00:00:00) 31 6六歩(67) ( 0:00/00:00:00) 32 3五歩(34) ( 0:00/00:00:00) 33 1六歩(17) ( 0:00/00:00:00) *△1五角の防ぎで、居飛車の税金と言われている手。 *この手に代えて▲7七角などとすると、△5一角、▲2六飛(3六歩の1歩交換の防ぎ)、△1五角、▲1六飛となり先手は飛車が使いづらくなってしまいます。手順中、▲1六飛に代えて▲2八飛は△5一角で後手に千日手の権利が生まれます。 34 4二角(33) ( 0:00/00:00:00) 35 2六飛(28) ( 0:00/00:00:00) 36 5四歩(53) ( 0:00/00:00:00) 37 6五歩(66) ( 0:00/00:00:00) 38 同 歩(64) ( 0:00/00:00:00) 39 同 銀(76) ( 0:00/00:00:00) 40 3四飛(32) ( 0:00/00:00:00) *石田流に組むと同時に△2四歩の防ぎ。 *例えば△1二香などと手待ちをすると▲6四歩、△同金、▲同銀、△同角、▲2四歩という手があります。 41 6七金(58) ( 0:00/00:00:00) 42 3三桂(21) ( 0:00/00:00:00) *ニコ生のコメントで「△7五角と取るとどうなる?」というのがありましたが、△7五角と取ると▲6四歩、△同金、▲7六銀で角が取れる格好になります。角を取れると、▲2二角や4一角などの打ち込みなどの筋が残るので、先手が面白くなりそうです。 43 8五歩(86) ( 0:00/00:00:00) 44 6四歩打 ( 0:00/00:00:00) 45 7六銀(65) ( 0:00/00:00:00) 46 5三角(42) ( 0:00/00:00:00) *先手の2六の飛車に間接的に狙いを付けてます。 47 7七角(88) ( 0:00/00:00:00) 48 3六歩(35) ( 0:00/00:00:00) *△4五歩ではなく△3六歩を先に突き捨てるのがポイントですね。 *△4五歩とすると、相手に1手別の手を指されてしまいます。 49 同 歩(37) ( 0:00/00:00:00) 50 4五歩(44) ( 0:00/00:00:00) 51 2七飛(26) ( 0:00/00:00:00) 52 3六飛(34) ( 0:00/00:00:00) 53 6八銀(57) ( 0:00/00:00:00) *△3九飛成には▲3七飛を用意してます。 54 4四銀(43) ( 0:00/00:00:00) *この手が地味な好手だったようですね。 55 3七歩打 ( 0:00/00:00:00) 56 3四飛(36) ( 0:00/00:00:00) 57 2八飛(27) ( 0:00/00:00:00) *後手からの△3八歩の垂らしの歩を防いだ手。 58 3五銀(44) ( 0:00/00:00:00) *△4四銀からの継続の狙い。 59 5五歩(56) ( 0:00/00:00:00) 60 同 歩(54) ( 0:00/00:00:00) 61 同 角(77) ( 0:00/00:00:00) 62 4六歩(45) ( 0:00/00:00:00) *突き捨てで3七の地点に角が利かないようにする手。 63 同 歩(47) ( 0:00/00:00:00) 64 3六歩打 ( 0:00/00:00:00) 65 同 歩(37) ( 0:00/00:00:00) 66 同 銀(35) ( 0:00/00:00:00) 67 2四歩(25) ( 0:00/00:00:00) *▲3七歩では、△同銀成でも△4七銀成でも面白くないとみて勝負に出たという感じの手ですね。 68 4七銀成(36) ( 0:00/00:00:00) 69 2三歩成(24) ( 0:00/00:00:00) 70 3九飛成(34) ( 0:00/00:00:00) 71 2四飛(28) ( 0:00/00:00:00) 72 5七歩打 ( 0:00/00:00:00) *細かい利かし。▲5九歩と受けられて堅くするようですが、先手が5筋に歩を攻めに使えなくなりますね。 73 5九歩打 ( 0:00/00:00:00) 74 5八歩成(57) ( 0:00/00:00:00) 75 同 歩(59) ( 0:00/00:00:00) 76 3五角(53) ( 0:00/00:00:00) 77 3四飛(24) ( 0:00/00:00:00) 78 2九龍(39) ( 0:00/00:00:00) *大胆な手ですが、厳しかったようですね。 79 3五飛(34) ( 0:00/00:00:00) *当然取りますよね。 80 8六桂打 ( 0:00/00:00:00) *この手が厳しい。角桂交換の駒損でもこの手が厳しいとみての本譜の順なんですね。鈴木八段の鋭い手順でしたね。 81 7九玉(78) ( 0:00/00:00:00) 82 3四歩打 ( 0:00/00:00:00) *細かい利かし。意味は数手後にわかります。 83 同 飛(35) ( 0:00/00:00:00) 84 5八成銀(47) ( 0:00/00:00:00) 85 5九歩打 ( 0:00/00:00:00) 86 6九成銀(58) ( 0:00/00:00:00) 87 同 玉(79) ( 0:00/00:00:00) 88 2五龍(29) ( 0:00/00:00:00) *3四歩の利かしによりこの手が飛車角両取になります。 89 3五歩打 ( 0:00/00:00:00)+ *この手に代えて▲3三角成とするのは、△3四龍、▲同馬、△7八金、▲5八玉、△3八飛で王手馬取りになり、後手は駒損がなくなり玉の堅さが違いすぎるので先手厳しいです。(参考図) 90 7八金打 ( 0:00/00:00:00) 91 5八玉(69) ( 0:00/00:00:00) 92 2八龍(25) ( 0:00/00:00:00) *先手に▲3五歩と受けさせたことで、先手の飛車が3筋の受けに利かなくなりました。3四歩からの一連の手順は細かいプロの芸を見せてもらった気がします。 93 4八銀打 ( 0:00/00:00:00) 94 6八金(78) ( 0:00/00:00:00) 95 同 玉(58) ( 0:00/00:00:00) *▲同金だと△3六歩の垂らしの歩ぐらいで厳しそうということでしょうか。 *以下、▲4五歩には△3七銀ですし、▲3九金と受けるのも△1九龍で次に△3七歩成が残ります。 96 4八龍(28) ( 0:00/00:00:00) 97 5八金打 ( 0:00/00:00:00) 98 4九龍(48) ( 0:00/00:00:00) 99 3三飛成(34) ( 0:00/00:00:00) 100 4七銀打 ( 0:00/00:00:00) 101 8四歩(85) ( 0:00/00:00:00) *受けてばかりでもきりがないので、反撃に出ました。 102 5八銀成(47) ( 0:00/00:00:00) 103 同 歩(59) ( 0:00/00:00:00) 104 5四金(63) ( 0:00/00:00:00) *角取りの先手で玉の上部脱出ルートを防ぐための金上がり。 105 8三歩成(84) ( 0:00/00:00:00) 106 同 銀(72) ( 0:00/00:00:00) 107 8四歩打 ( 0:00/00:00:00) 108 同 銀(83) ( 0:00/00:00:00) 109 8三歩打 ( 0:00/00:00:00) 110 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) *△同玉でも私にはよくわかりませんが、▲7四角や▲7四銀があるので気持ち悪いので実戦的にはこう指したくなるところだと思います。 111 8二歩成(83) ( 0:00/00:00:00) 112 同 玉(92) ( 0:00/00:00:00) 113 8三歩打 ( 0:00/00:00:00) 114 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) 115 8二歩成(83) ( 0:00/00:00:00) *時間稼ぎですね。 116 同 玉(92) ( 0:00/00:00:00) 117 8三歩打 ( 0:00/00:00:00) 118 9二玉(82) ( 0:00/00:00:00) 119 4二龍(33) ( 0:00/00:00:00) 120 5二歩打 ( 0:00/00:00:00) 121 1一角成(55) ( 0:00/00:00:00) 122 4七銀打 ( 0:00/00:00:00) 123 8八馬(11) ( 0:00/00:00:00) 124 7八金打 ( 0:00/00:00:00) *この手を見て先手の中川八段投了。先手は即詰み。 *以下は、同馬は△5八竜、▲7七玉、△7八竜、▲8六玉、△8五歩以下詰み。▲5七玉も△5八竜、▲6六玉、△5五金まで。
【参考図】

鈴木八段のファンの私としては四間飛車を
見ることができて良かったです。
本譜の振り飛車の捌きは参考になるので
私自身しっかりと覚えたいと思います!
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