20150707広瀬羽生王位戦第1局2日目
第86期王位戦七番勝負第1局2日目が本日7/8に
行われました。
羽生王位の封じ手、△7一玉で2日目が始まりました。

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【参考図】
 20150707広瀬羽生王位戦第1局2日目_2
本譜はこの手ではなく▲6三角としたのですが、
感想戦で▲8五歩が有力で先手良しとの結論
だったようです。

以下、
△同歩、▲6三角と進み下図へ。

20150707広瀬羽生王位戦第1局2日目_3
▲8五歩、△同歩の交換を入れてから▲6三角
が有力だったようです。
広瀬八段はここで「▲8四香でわからなかった」
ということで本譜の単に▲6三角を選んだようです。

感想戦では上図以下、
△8四香、▲7五銀打、△9四香、▲8五銀、
△9八歩成、▲8四銀、△8八と、▲8三銀不成、
△7一玉、▲8一角成、△6二玉、▲6三銀、
△5三玉、▲3四桂、△7二桂、▲7二銀左不成
で下図へ。

20150707広瀬羽生王位戦第1局2日目_4
手順中、▲8三銀不成で△同玉は▲8四香以下詰みです。

▲8三銀不成と取るのがポイントのようで、
最終手の▲7二銀左不成とできて6三の銀に紐を
つけることができます。

感想戦で上記の手順で先手良しとの結論になり、
羽生王位は54手目の△4四銀で△3四飛で千日手を
狙うしかなかったとの感想だったようですね。

ただ、実際には上記の△8五歩以下の手順中で
△9四香ではなく▲6二金(下図)と変化するなど
いろいろありそうなので△8五歩としていれば
まだまだ難しい勝負が続いたのかなと思います。

20150707広瀬羽生王位戦第1局2日目_5